清和天皇の貞観11年(869)、今の平安神宮蒼龍楼(そうりゅうろう)の辺りに創建された西天王社が須賀神社の始まり。 祭神に須佐之男神(すさのおのみこと)とその妻の櫛稲田比賣
神(くしなだひめのみこと)を祀り、縁結び・学問・諸事必勝・病気平癒の神様として親しまれている。境内にある交通神社は、須賀神社に合祀されていた八衞比古(やちまたひこのみこと)・八衞比賣神を分祀し、昭和39年に建立された。八衞比古・八衞比賣
神は夫婦で、外部から侵入してくる邪神・魑魅魍魎(ちみもうりょう)を防いでくれる神様。交通や旅行の安全、旅館業の守り神として信仰されているところか
ら、神社も「交通神社」と名づけられた。聖護院一帯の産土神とされ、また縁結び、厄除け、交通安全の神として崇敬あつく、ことに節分祭には参詣者で賑わう。五月十日の祭礼は角豆祭といい、
ささげのつる葉に多くのさや豆がつくように氏子の繁栄を祝う。
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