その後も海外で次のようなことがありました。
スイス山麓の町ツェルマットから登山鉄道「ゴルナーグラート鉄道」の終着駅にある標高3,100mの展望台に登った時のこと。
登山電車で一気に上がったので高山病になっていることに気付かず意識が希薄になっていたようです。
写真提供 https://aoitrip.jp/gornergratbahn
首からベルトで下げていると思っていたカメラをこのテラスの先端の手すりからうっかり手放して崖下へ落下させてしまいました。
このマッターホルンの絶景を目の前にして撮影できない悔しさをまた味わうとは・・。
さて、その次は冬のナイアガラでのこと。
少しでも高い位置から撮影しようと凍結した氷の上に立ってカメラを構えたとき、そばを通った婦人が大声で「dangerous(危ない)!!」と叫んだので驚いて道路に飛び降りました。
Photo by temporubato.net
その日の夜、この場所で氷の上に立った男性が足を滑らせて滝つぼに落ちて亡くなったことをテレビで知り身の毛がよだったのは言うまでもありません。
あの時に婦人が大声で注意してくれなかったら、と思うと今でもゾッとします。
ファインダーをのぞいているとついつい前へ前へと進みたくなるものです。デジタルカメラになってからはできるだけモニターを見ながら撮影するようにしています。
理由は足元などに注意を払えるからです。
安全のために皆さんもぜひお試しを!
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