ついにデジタルカメラを買いました。3万円ほどのコンパクトカメラですがこれが結構よく写るのです。
画素数は200万画素ですが撮影したものをA3(半切)サイズにプリントしたところ今までの銀塩フィルムからのものとさほど変わりません。これを300万、400万と画素数を上げていくとますます良くなるわけでいよいよデジタルの時代到来!を痛感しました。
実は2年前からプリントはデジタルに切り替えており、銀塩フィルムで撮影したものをフィルムスキャナーで取り込んでインクジェットプリンターでプリントしています。信頼度はまだ銀塩プリントに軍配が上がりますが色調や明るさなど自分の思うままにプリントが出来るのは魅力です。昨年末に受賞した「舞姫」も「祈りの灯」も最後まで自分の手でプリントした賜物だと思っています。
銀塩フィルムで撮影してデジタルプリントで仕上げることを友人が「ハイブリッド写真」と呼びましたがこの呼び方には感心しました。でもカメラメーカーの数社が一眼レフのデジタルボディを充実させてきたのでデジタルで撮影してデジタルでプリントする「オールデジタル時代」が目前に迫ってきたようです。
ただ、デジタル写真といえばやたらと合成や派手な色調ばかりで「写真」の魅力が薄く、あらぬ誤解を受けているのも事実です。確かに合成などがカンタンにできてつい遊んでしまい、デザインやイラストの作品になってしまう危険があります。あくまで納得のいく写真プリントを作るための一手段だということをお忘れなく。
写真コンテストでも最近は「デジタルプリント可」が多くなってきました。色調・明暗をコントロールするだけでかなり創造性の豊かなプリントが出来、上位入賞を占めるようになってきています。
再びカメラの話に戻りますが先日、このデジタルカメラを持ってワイフと旅をした時のこと。ファインダーではなくカメラ後部の液晶モニターを見ながらシャッターを切るのは新鮮でまたその場でモニターで確認できるのは大きな魅力です。セルフタイマーで写してもすぐ撮り直しができて安心だし、若い人なら2人でチュ!の写真も自分でプリントする限り誰にも見られないので遠慮なく写せます。ホテルの部屋でくつろぎながらその日のスナップをモニターで見て一日を振り返るのも楽しいものでした。
なぜ家にデジタルカメラがないの?と言っていた娘がさぞ喜ぶだろうと思っていたのですが一向に関心を示さない。一度デジカメで写してみたら?と言ったら答えはフツーのカメラの方がいい、とのこと。理由はナント、プリントするのがめんどくさいからだというのです。 トホホ…。
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