その日は午前中に撮影会がありそのあと近くで昼食をすませてから運転免許更新に行くことにしていた
昼食に立ち寄ったレストランはかなり混雑していたが1人なので行列に並ぶこともなくカウンターに案内されランチを注文する。時間がかかるだろうと思いトイレを済ませて席に戻って驚いた。すでに料理ができて目の前に置いてある。それがあらかじめ用意できる弁当ではなく注文を受けてから調理するアツアツの料理なのである。大手のチェーン店ではあるがきびきび動く店員と料理人の手際の良さに感心しながら美味しくいただいた。
そのあと運転免許更新の会場へ。ここでも実に段取りの良い作業を目の当たりにした。
まず受付で係員が私の一言を聞くなり次の窓口へ案内。それからは印紙購入→各種検査→写真撮影→講習と見事な流れ作業で気が付いたときには新しい免許証が交付されていたのである。同じ会場にいた100人近い申請者へのこれほどのスムーズでスピーディーな対応にまたまた感心させられた。
他国ではこうはいかない。米国で取得した運転免許の更新ではこの数倍の時間を要した。段取りの良さは伝統的に真面目で几帳面な仕事をする日本人ならではのもの。奇跡といわれた敗戦後の復興と経済成長、そして神戸淡路大震災からの早期復興を成し遂げることができたのは日本人が勤勉だからである。
2011年の東日本大震災は未曾有の被害をもたらした。被災者の方にはお見舞い申し上げると共に一日でも早く立ち直られることを祈るばかりである。
諸外国からの義援金は昨年末現在で3,425億円に達し、なかでも台湾からの義援金は200億円を超えて金額で世界一の支援をしてくれた。にもかかわらず中国に気遣ってか日本のマスコミがほとんどそれを報道しない。
台湾からの支援はそれだけではなく、日本への観光客が激減したと聞くやいなやこぞって団体で訪日してくれているのである。
戦後の協定締結後もいまだに保障や謝罪の要求ばかりしてくる国と違い、すぐ近くに日本人と同じ優しさと勤勉さを持った国があることを忘れてはならない。
謝謝台湾。