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モノクロによる「京都百景」を始めて5か月になります。
毎回メールを下さるお二人からモノクロへのご意見をいただきました。
Aさんは
「写真はモノクロに始まりモノクロに尽きるようにも思えてきます。
状況説明にはカラーだと思いますが、感情移入できるのは圧倒的にモノクロだと思います。これはモノクロが持つ光と影の力かも知れません。」
またBさんは
「モノトーンの京都も楽しみですね。
ただ、滅多に京都に行けない地方人としては、色彩豊かな京都も100景以外でたまにはなどと、期待してしまいます。」
B さんにこう言われるとまたカラーに戻るか、と迷ってしまいますが最近読んだ本に次のように書かれていました。
「水墨画には色がないのではなくて、水墨の墨というのは逆にすべて含みこんでいるものと考えられる。(中略)
水墨画の論理は、色のないところに色を見ろという教えである。確かに色のないものの方が色が見えるし、色を感じ取れる場合がある。」(快読・日本の美術 神原正明著 勁草書房)
この「水墨画」を「モノクロ」に置き換えればまさに当を得たり!
「京都百景」はやはりモノクロでがんばります。
皆さんのご意見をお寄せくださいね。 |
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